ベべべっち

秘密の森の、その向こうのベべべっちのレビュー・感想・評価

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)
3.8
8歳のママ…

『燃ゆる女の肖像』と同じ監督ということで気になっていたフランスの作品。
時間も70分ちょいぐらいで見やすい。

8歳の主人公の少女が森の中を探索していたら、8歳の時のママに出逢うという、ファンタジー系のストーリー。

その少女役の2人がそっくりなので、てっきり1人で2役やってるのかと思ったけど、普通に双子ちゃんだった。
ぼーっと見てたらどっちがどっちだか見分けはあまりつかない。

物語は、どうやら主人公の少女のおばあちゃんが亡くなったんだな…というところから始まる。
ママは娘を励ましつつも、結局自分自身が悲しみに耐えきれずに夫と娘を残して消えてしまう。

そして、入れ替わりに出てくるのが8歳のママで、それは何故?と訊かれたら、ファンタジーだからとしか答えようがない。

そこから始まる同じ歳の少女2人の可愛さと交流、あとは視覚的に落ち着く森やポツンと一軒家が見どころだった。

ただ、色々と削ぎ落とし過ぎてこの上映時間になってるので、そこは意見分かれそう。

観ている間だけは、森で暮らしてぇーってなる作品だった。
観ている間だけは。