『燃ゆる女の肖像』は私にとっていま一つ、な感じだったのでこれはどうかな?と思いながら鑑賞。あまり期待してなかったけど、いやいやどうして、これは非常に良かったです。こういったあまり派手ではない静かな作品で、自分にとって何か心に来る作品たまにあるんですよね。不思議な話しですが、自分と同じ歳の母親を友達として淡々と受け入れるネリー。彼女の気持ちがなんとなくわかるような気がしました。実際こんなことあったらネリーと同じ行動をとるだろうと思うのです。子供にとっては分かり辛い大人の気持ち。マリオンの『あなたは悪くない。私が悲しいのは私のせい。』という言葉でネリーは少し救われたのでは?と思いました。また時間をおいて観直したいです。