観た。
天使のように可愛らしい2人の8歳のやりとりが愛くるしい。無邪気な笑い声は癒される。
しかし、8歳の子どもにどうやって演技づけしたら、それなりの尺のカットをあれだけ自然にお芝居させられるんだろう。
見終わって気づいたら、セリーヌ・シアマ監督の作品だった。何故かこの人の映画は観てしまう。
お話は、ネリーが亡くなったおばあちゃんの家で葛藤していた、母親マリオンの8歳の頃に出会うというファンタジー。
でも双子のキャスティングもあり、VFX的な演出も無いので、ファンタジーなんだけど自然に存在する世界のよう。
8歳のネリーとマリオンのゲームで遊んだり、おままごとしたり、大人のやり取りをする女優ごっかだったり、クレープを作ったりする姿は心穏やかになる。
ちなみに観進める際にマリオンという名前を原宿のクレープ屋と連想して覚えたので、実際にクレープと劇中に出てきた時は驚いた。
セリーヌ・シアマ、脚本・監督
ここまで一貫している作家性は今どき稀有な存在かもな。