秘密の森の、その向こうのhasseのレビュー・感想・評価

とにかくジブリっぽさを感じた約70分。予想通り、シアマ監督は宮崎駿や細田守監督の影響を認めている。

祖母、母、自分の三代のコミュニケーションを、ファンタジー空間で年齢差を埋めることによって成立させようとする作品。

特に、主人公にとっては最も身近であるにも関わらず全容を伺い知れない母親という存在に対する親密さを深めることになる。

やろうとしてることは伝わるが、映画として面白いレベルかというと、さほど…という印象。『燃ゆる女の肖像』のクオリティには達していない。