とにかく美しい作品で、どこを切り取ってもポストカードになる。森の木々や草の緑や黄色、赤い色、登場人物が着ている服の色や素材まで全てこだわっているように見える美しさ。
ただ、音楽もなく、物語に大きな起伏もないので、眠い時に見ると寝そうになる。そこは、前作の燃ゆる女の肖像でも同じ感想。美術作品だと思って観るのが自分には良いのかも。
ファンタジー要素もあるのに、とても地に足がついている感じ。故人との思い出を感じながらゆっくりお別れできたら、それはステキな事だと思う。
一番好きなシーンは、最初の車の中でお母さんに後ろからお菓子やジュースをあげて、最後ハグするところ。