アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイドのアラバンのネタバレレビュー・内容・結末

ChatGPTに基本的な感情パターンを組み込んだだけでキュンキュンしてきた、、みたいな記事を読んだばかりなので非常にタイムリーだった。

スーパーAIを搭載し、アルゴリズムによってどんどん進化し続ける恋人ロボットと、そのテストモニターとなった女性との関係を通して、感情とは何かと云うことや、孤独や心の安らぎ、幸せな人間関係など、かなり広範囲にわたる問いかけのある面白い映画。

ダン・スティーヴンスさんが醸し出すちょっと奇妙なロボットチックな雰囲気も絶妙だった。

ラストは、何でも自分の望み通りに動くロボットに強い反発を持つ彼女に対して、彼女の望みを知っているロボットがどういう行動に出るのか、、なかなか味のある終わり方だった。

こういうのを見ると、映画のテーマを飛び越えて、人間が働かなくなった世界の社会構造であるとか、AIにコントロールされる社会とか、人類がAIに滅ぼされる未来とか、フェミさんたちの反応とか、唯我論とか決定論などなど、いろんな想像をかき立てられるので、+ αのおまけの面白さも楽しめる。


あなたは何もかも知ってるくせに何もわかっていない、、ってグッドウィルハンティング。