自分の事を全て受け入れてくれて、認めてくれて、許してくれるアントロイド＝ロボット。しかも、自分の事を愛してくれるように、プログラムまでされている。煩わしい人間関係も無ければ、衝突する事も無いから、当然ストレスも「殆ど」無いと思われる。ハマる人にとっては、最高のパートナーである。
ただ、愛してくれる事に問題は無いが、こちらが愛する事が出来るかが問題である。愛する事が出来たとしても、相手は生身の人間では無い＝ロボットなので、本当の愛と呼べるのかが？である。ロボットしか愛せなくなった時、その後、感情を持った生身の人間を愛する事が出来るのだろうか？って考えてしまう。
色々と考える事・思う事は有ったのだが、この映画では、的はずれなロボットの素直さに、人間とロボットの恋愛が成就して欲しいと願ってしまった。
