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アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイドのbebemamaのレビュー・感想・評価

3.7
邦題がかなりコメディ寄り
ロマコメといえばそうだけど、テーマは結構しっかりしてる気がする

ドイツ女性の恋愛観と自分好みにプログラミングされたアンドロイド
研究費を稼ぐため乗り気じゃないけど
三週間そのアンドロイドのトムと暮らすという極秘の実験に参加する事になったアルマ
あまり実験には協力的ではなく、アンドロイドの存在を全否定するが、、、

以下少しネタバレかな?








恋人とも別れ
その恋人は身籠った別の恋人が
もう少しで発表できた自分の研究は先に発表され
一人で住んでる高齢の父親の面倒もみてる
孤独な女性
でも、自分の都合の良いアンドロイドにその孤独を埋めてもらうのは違う!と
それはとても負けた気持ちになる
そうじゃない、そうじゃないけどその誘惑は大きい

ずっと自分を全肯定してくれる相手
自分にとっては成長はないのかもしれない
でも、残りの人生が少なくなって孤独を埋めてくれて
自分の意に沿わないことはせず
自分の世話をしてくれる
それは、とても魅力的
もちろん、アンドロイドは人間の代わりにはならない
ならないのは大前提だが、、、
主人公の絶妙な年齢
孤独な父親とか見てると、、、

年齢的にもアルマの立場や揺れる気持ちに共感できた

あの森の中の鹿と一緒のシーン
アンドロイドは人間には異質だと思われてが、動物には受け入れられているようでちょっとホロリとした

整った顔のダン・スティーヴンスがアンドロイドにピッタリで好演
最近AIの反乱系が多いので
ちょっとドキドキしたけど、、、

ラストはどう解釈する?
とても幸福そうだったけど!

[未来を築くには過去が必要]
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