うぇい

アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイドのうぇいのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

押井的アンドロイドとは違ったロボット解釈だった。
本作のロボットは自己主張したり保身したりなんかしない。目的を持って目的のために存在する理想的な存在。
だからこそロボットはロボットたりえ、人間は人間たりえている。

研究者の主人公は虚構の中では生きられない実存主義者。トムに魅力を感じているにもか関わらず、人は他人との葛藤の中でしか前進できないと考え、孤独は存在意義を与えられた者と分かち合えないと考える堅物。
だからこそトムに出て行ってもらった。

でもゴミの声が聞けるトムとなら分かり合えると思わないか?

出会いはなにより大切です。初恋のあの頃からもう一度やり直しましょう。つくられていても存在が先立つ者たち同士で。
うぇい

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