ルーマニア、ブカレスト。コロナ禍の街をさまよい歩く名門校の教師エミ。
第一部「一方通行の通り」
シャレにならん夫とのハメ撮り動画がネットに流失→生徒、保護者たちの目に触れる→「どういうことだ！説明しろ！」保護者会をすることに→エミ、事情説明のため校長宅へ→校長「コロナ禍なのに集まりなんて困るんだけど…保護者が騒いじゃって…」→「私はアップしてません」→「ネットに上げたのPCの修理の人なんでしょ…あなたがアップしてないと証明すればいいから」→「できません…実は…」なんと動画をネットにアップしたのは夫だった。
スーパーへ→レジに並ぶ客同士が喧嘩「貧困なのは私のせい？」「貧乏自慢は他でやれ！」→エキサイトし、店員に八つ当たり。マスクのズレを注意→それを見つめるエミ。
歩道に駐車した車を注意→徒歩=車も買えない貧乏人！くたばれ！と罵られる→
夫から電話→削除されたハメ撮り動画、保存され再アップされる→「解雇される！何とかしろ！」→今夜の保護者会に向け、薬局で安定剤を購入→本を購入→カフェで時間をつぶす。
第二部「逸話 兆候 奇跡の簡易版辞書 」
一旦話から離れ…アルファベット順の単語とそれにまつわる映像と小話。
先住民→価値のない人々。入植者にとって邪魔者。しかしすぐに邪魔者でなくなり肥料となり土に還る。
図書館→殺し屋を生む場所。
台所→女性の居場所と世間ではよく言われる。
ソーシャルディスタンス→2020年のコロナ禍では1.5m。
効率性→救急病院の隣に葬儀会社。
家族→ルーマニアの10人に6人の子供が家庭内暴力にさらされている。
歩道→歩道は常に車道の横にあるは歩道を歩く都会人に敗北感を与えるため。
などなど…
第三部「実践とほのめかし」
話は戻り、保護者会…検温、消毒、ソーシャルディスタンス、感染対策バッチリ！→校長「コロナ禍ではありますが来ていただき感謝します。名門校にとって異常事態、慎重に討論しましょう」→保護者「とりあえずタブレットで動画観よう！全員が状況把握しないと！」→地獄の時間…タブレットに近づく保護者たち→校長「ソーシャルディスタンスを！」→動画鑑賞終了。
自分はアップしてねぇ！そもそもプライベートな動画だ！夫婦の営みのどこがわいせつじゃ！子供がアダルトサイト見ないように親が注意しねぇのが悪い！と開き直るエミ→保護者「お前…尺八のどこが愛の営みなんだよ！娼婦じゃねぇか！→フェラについての議論が始まる…性教育授業化する保護者会。
話ズレまくる→校長が軌道修正→「じゃ、挙手制で投票行います～」→が…また話がズレまくる→ホロコーストの話→「ポルノ教師が子供たちにホラ吹き込んでいる！」→パレスチナの話→同性愛の話→校長、軌道修正「じゃ、投票を～」→「ちょ待っ！流出の件、ネットで拡散されてる！他の保護者も共有してるし、マスコミにも…」おおごとになってしまったプライベート動画。
「3つのエンディング」
①おおごとにならないバージョン…えっ！？
②…謎のコロナはただの風邪、騙されないぞ！コール。そして一件落着。
③この映画がすべてジョークで終わるバージョン…こりゃヒドイ(笑)
またまた強烈な映画を…
初っ端からボカシなしの超刺激的なシーン…ビビりました。
皮肉りまくりは毎度のことだか、想像以上にぶっ飛んだ内容でした(笑)
