るるばー

さよなら、ベルリン またはファビアンの選択についてのるるばーのレビュー・感想・評価

4.8
すごくよかった… 冒頭の地下鉄の映像からあ、この映画好き…と思いました。ナチス台頭前の退廃的でどことなく不穏なベルリンの空気の中で、ファビアンの恋、家族、普通が心にしみます。観終えた後この邦題のすばらしさに感動。選択…

このタイトルに一瞬にして心をつかまれたので、この邦題をつけてくださったムヴィオラさんとル・シネマさんのすばらしいお仕事に感謝。

前半で描かれるベルリンのナイトライフはなかなかのカオスなのですが、以前観た同じくムヴィオラさん配給の『インフル病みのペトロフ家』でカオス耐性がついていたので(笑)、ああこれがベルリンなのだなあとそのまま受け止められました。それにしても映像と音楽がよい…!

ファビアンとママンの20マルクのシーンは私史上ベスト3に入る名シーン。ナレーションもすばらしかった。

とりとめがない感想になりましたが、また観たい映画です。
るるばー

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