この時代のドイツが舞台の小説をいくつか読んでいたので面白く観た。全体的には切なくて悲しい話なんだけど、どこかコメディ調というか、ここ笑うところ?と思う場面がいくつもあった。ドイツのユーモアなんだろう…
>>続きを読む良心
1931年のベルリン
時代は不況へと移り変わり、ナチズムの足音が忍び寄る
作家志望の青年ファビアンは目的のない無為な日々を過ごしていた
そんな彼は女優を夢見るコルネリアと恋に落ちるが、どこへ…
混沌の中で、か細く光る小さくて無垢な星のようなファビアン。彼のベルリンでの自堕落で文学的で愛情溢れる日々がひたすら3時間の中に込められた作品。幸せで、それ以上に悲しくて切ない、でも面白いストーリーだ…
>>続きを読む33年に第1党となる前のナチス勃興期の不穏と退廃の日々が描かれる
後世から見れば良識ある多数派がナチスを阻止できたはずと思えるが、忍び寄る変化に成すすべがなく、これが現状のモスクワなのかも
長いなあ…
ナチスが主の映画は
多いけど
これはその前のドイツ。
自由と規制が混同
やり場のない若者達
叙情詩のような語りや
セリフもいいが
ファビアン親子の
ダンスシーンと
方程式ではゼロだが
幸福感が残…
冒頭の映像は、現代の地下鉄のホームの映像から1931年のベルリンにつながる(双方が混在する)奇抜な演出が印象的でした。そこからか激しいカット割りの混沌とした映像で、ほとんど物語の本筋をつかめないよ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
何年かぶりに映画の途中で少し寝てしまった。初めて行った『bunkamura ル・シネマ』の椅子のせいかもしれない。ボクシングの練習帰りに行ったせいかもしれない。アート映画だと思ってしまって興味を失っ…
>>続きを読む面白かった!
独特な映像の作り方で、視覚に言葉を印象付ける。コラージュのように場面を切り取ったり、文学的な格言のようなセリフ。
舞台の時代は、1931年のベルリン。
狂躁と類廃の20年代から出口の…
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