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親しい隣人のYOKのレビュー・感想・評価

親しい隣人(2011年製作の映画)
3.0
タイトルに惹かれてつけたところ、英語じゃないぞ!?どこの映画だ!?ってなって調べたらドイツとの事。へぇ珍しい。

主人公役の役者さんの目元かな?がほんのりトビー・マグワイアに似てるなって思ったのが第一印象。

一人暮らしの男性が隣に越してきた、これまた一人暮らしの男性と出会って次第に恋心を募らせていく的な両片思い映画をグザヴィエ・ドラン監督に撮って欲しいな、ってなんかぼんやり思った。(今作の内容には全く関係ない)

最初はまだしもほぼずっと主人公デイビットの隣人であるロバートが怖い。役者さんの顔つきがいい感じに冷酷さを醸し出してて、サイコパス溢れる役にあってた。

ひき逃げ事件を起こした加害者であるデイビットが被害者の妹と懇意になってしまうの、あーうん、ありそうな展開だね!ってなる。事実を知らなくても地獄だし、事実を知っても地獄だしで辛いの極み。

サスペンスなのかミステリーなのかちょっとよく分からなかったけど、割とずっと静かにストーリーが展開していくので、私は途中で飽きてしまった。

ロバートがやたらめったらデイビットに執着するもんだから拗れていくわけで、私がデイビットなら刑務所行き覚悟で警察に逃げ込む。ってか、最初から行けよって話なんだけど。

なんかもう誰が悪なのか混乱させてくる映画だった。事故を起こしたのは確かにデイビットなんだけど、ロバートが諸悪の根源!ってふうにも見えるし、いやでもそろそろデイビットが自首してりゃ言い訳で…みたいな。

集中して見ていたら淡々とした怖さがあったのかもしれないけど、如何せん飽きたし、3回くらいに分けて見ちゃったせいで「なんだかなぁ」ってなってしまった。

ラストはもやもや。真相解明されてくれ~!って終わり方。真相解明ってか捕まる人が180度変わるんだろうなって感じ。

とりあえずヴァネッサ役の女優さんが美しかった。綺麗なお人や。
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