このレビューはネタバレを含みます
世間から隔絶した森でひっそり暮らす老人達。
彼らの生活に触れながら森林火災や病気、生き方、死に方。
重いストーリーで、途中から仲間に加わる老女の過去も壮絶なもので泣きそうになったが、犬が殺されたシーンで冷めた。
これはない。
注意書きがあろうともこれは無理。
別に観なくてもいいのでネタバレするが、老人の1人が終盤で病気が悪化して青酸カリで自殺する際、愛犬も殺すのだ。
「いい夢を」なんて言って犬に青酸カリを飲ませて安らかに死ねると?
犬を巻き込むな。
そんな友達を引き止めない他の人達も皆んな同罪だ。
死にゆく友達が犬を殺すのを引き止めずに悲しんでいて、でも二人で幸せに暮らしましたとさ、的なオチに愕然としてしまった。
写真家の女の人も故人の私物勝手に漁って絵を発見して、許可取ったのか分からないまま自分の作品と一緒に並べて最後にドヤ顔してる意味もわからない。
皆んな勝手だな。