すー

きみが死んだあとでのすーのレビュー・感想・評価

きみが死んだあとで(2021年製作の映画)
4.0
1960年代の学生運動の先駆けとなった羽田闘争で、一人の京大生が亡くなる。200分にわたってその人や時代を知る人たちの証言を繋ぐが時間が過ぎ去るのがあっという間なくらいに引き込まれる。あの時の若者たちの熱気がどうして今失われてしまったのか。当時の左翼の未熟さが、今も一人歩きして政治離れに尾を引いているとしたらとても悲しい。「血塗られたバトンを受け取らなった世代」と反省し、若い人に届けたいと作品を作られた監督の考えにも感動した。
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