広島カップ

座頭市の歌が聞えるの広島カップのレビュー・感想・評価

座頭市の歌が聞える(1966年製作の映画)
2.8
開巻早々から「見えてるんじゃないの?」という座頭市の所作が目立つ、全26作品の折り返しになる第13作目。
作品をつまみ食いしている本シリーズ初心者の私からしたら、シリーズ中盤に早くも弛みが出て来ているんじゃないのか?と心配になってしまいます。

旅の途中に座頭市が草鞋を脱いだ宿屋が、その町のヤクザ者達に強請られているのを見兼ねて立ち上がるというストーリー。
これも本シリーズ初心者の私からしたら市って正義の味方なのか?ヤクザ者なのではないのか?とやはり心配してしまう展開。

ともあれバッサバッサと目にも止まらぬ速さで雑魚どもを束にしてブッタ斬って行くのはやはり爽快。居合いなので接近戦でも威力を発揮し狭い室内でも無敵なのだが、柱や襖があるコチラは一匹ずつ殺っていかないとならないのでテンポが悪いのが玉に瑕。
ドーム球場ではなく屋外の球場で伸び伸びと懐刀を振らせてやりたいという思いが浮かぶ。
広島カップ

広島カップ