慈

明け方の若者たちの慈のレビュー・感想・評価

明け方の若者たち(2021年製作の映画)
3.5
「横顔が似てたから」
なんて選んだ人が、素直で、ピュアで、自分を本当に好きになってしまうなんて思ってなかったんだろうな...
1つの恋が、エモい、で一括りされてしまうこの時代に嫌悪感。

浮気相手にする人、間違えたなあ主人公。
「全部、好きだったんです」苦しかった!

アマプラの「ある朝、彼女は明け方を想う」から先に見てしまったので、女の子側の事情を全て知った上での鑑賞。
わたしは逆によかったのかも。
きっとこういう恋愛って割とあって、都合の良い関係で割り切っててもお互いの熱量が同じことなんてほとんどなくて。
学生と社会人の狭間で忘れられない出会いがあった人、痛いほど沁みると思います。

もう一度見ることはなさそうですが、こんな映画あったなって、ふと頭によぎる瞬間がありそうです。
慈