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明け方の若者たちのNnのレビュー・感想・評価

明け方の若者たち(2021年製作の映画)
2.0
(これ見て花束みたいな〜がいかに作り込まれてるか・作り込もうとしているのかが分かったわ…)

要するに、恋愛だけで自己実現しようとする奴はとことん痛い目を見るね〜っていうね。
こんなに「おぅ……」「そっか……」「頑張りな……」って主人公に思うの初めてだったよん。

ストーリーについてはさておくとして、
映像作品としてあんまり得意ではないなと思った部分は、
黒島結菜の撮り方があまりにも…択一的というか……
受け手の解釈の余地のない撮り方が多かったなという印象で。
「僕」から見た徹底的なファムファタルを演出したいのかもしれないけど、
そうなると「僕」に感情移入できなかった時にこれを観終わった後、何も残らないんだよな〜…
俺なりの「彼女」の解釈ができる余地があればもっと入り込めたのかなあと思っちゃった…

YouTubeでたまに見るメンタルクリニックの先生が話しているチャンネルで聞いた
ADHDか愛着障害からへんについての
「彼らはいつまで経っても精神レベルが子どものままで、
周りの会話やマインドについていけず、
置いてけぼりを一生食らう」
みたいな話を思い出してしまった。

この「僕」が「彼女」に出会わなかったら、というのを想像しただけで恐ろしいから
あの時間の意味は確実にあるとは、思う。
出会ったタイミングで自分の身の上を説明済み←えらい。ずるさを感じない。
自分の境遇を踏まえた上でいい加減な発言はしていない。←ちゃんとしている。

私の性格や性質が圧倒的尚人側の人間だからこんなにも「おぅ……」「そっか……」「頑張りな……」って思ったのかな、って考えてたけどこれは普通に作品のせいにしてもいい気がするな〜〜
以下、尚人の良いと感じたところ
・慰める時、根拠に基づいて慰めてくれる
・マルチやってた同級生の話に対する反応が程よい大人
・しれっと風俗行って自分の機嫌を取っている
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