kmtn

明け方の若者たちのkmtnのネタバレレビュー・内容・結末

明け方の若者たち(2021年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

友人の紹介で視聴。
中盤のどんでん返しで結構拒否反応を示している人も多くて、ネットでは綺麗に賛否両論。
割と私は嫌いじゃなかった。


ただ随所に散りばめられたサブカルチャー要素が、本当に散りばめているだけで、
「サブカル好きだからこその何か」が全くないのは作劇としてどうなの?と言う感じ。
そもそも邦ロックの話や、実際に色々と曲が流れるが、主人公(北村匠海)は音楽好きなのか何なのかさえもよく分からなかった(RADは好きだけど、キリンジは知らないとか。音楽好きというか、邦ロック好き?)
そうなると本作を否定的に捉えている方の「サブカル感が鼻につく」というのもよく分かる。
「エモい感じ」はするけど、エモさの演出の為だけに音楽が消費されてしまっているのは少し悲しいかもしれない。
それはタランティーノの初期作品でのポップミュージックの使い方が一部で批判されていたのに似ている気もする(但しタランティーノは近年の作品になればなる程、音楽とシナリオが絡み合っているが)。


最近良くも悪くもネットで話題になりまくっている黒島結菜さんですけど、
本作ではかなり演技がハマっていた。
そしてまたまたヘイトを買う役……。
黒島結菜さんは名匠周防正行監督の作品でさえ、結構グダグダだった印象でしたが、現代女性役だと割と良いのかもしれない。
kmtn

kmtn