HAYATO

明け方の若者たちのHAYATOのレビュー・感想・評価

明け方の若者たち(2021年製作の映画)
3.5
2023年421本目
マルチに活躍する北村匠海さん&我らがゲスナーファミリーの黒島結菜さん共演作
WEBライター兼小説家・カツセマサヒコさん作の人気同名小説を原作に製作
東京で生きる若者の刹那的な恋愛模様と、社会人として生きることへの葛藤を描いた作品
年齢が近いということもあり、夢と現実の狭間でもがき苦しむ登場人物に大いに共感できる。
軽い気持ちのつもりで始めた「彼女」との付き合いに翻弄されてしまう主人公は、自業自得と言ってしまえばそれまでなんだろうけど、あんなあざとい振る舞いされたら理性が崩壊しちゃうのも納得しちゃうし、やっぱ気の毒だ。
真冬の花火、仲間と飲んで語り合う夜、ノープランの旅、主人公がそれら全ての時間を「ずっと続いてほしい」と思えたことこそが、より一層思い出を素晴らしいものにしていると感じる。
夢のような時間が過ぎていってしまうことは確かに寂しいけれど、幸せな時間が存在した事実に目をむけて前向きに生きようという大切な気づきを与えてくれる作品だった。
主人公の親友役を演じた井上祐貴さんがめっちゃかっこよいです。
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