ボーはおそれているの小さじのネタバレレビュー・内容・結末

ミッドサマーがnot for meでアリ・アスター苦手かも…って思ってたんだけど、予告が面白そうだったから勇気を出して鑑賞。不協和音的な嫌な気分にはさせられるものの、ホラーっぽさがほぼ無いから観やすかった。痛いシーンもあるにはあるけど今回の映画ではそこが重要じゃないからしっかり映りはしなくて助かった。

発達障害？統合失調症？の幻覚が現実と混ざるから、どこまでがリアルなのかわからないしっちゃかめっちゃかさが面白い。スラムすぎる街がボーの心を表してるんだろうな。

森の劇団含めていろいろな家族が登場するけど潔癖な感じや歪さがなんともリアル。アリ・アスターがQ&Aで言っていた「家族は逃れられない義務感」って言葉を思いながら見ると、愛を与えられずに育ったのかなぁと胸が痛いね。

鑑賞後公式解説ページも観たけど今作は難解なメッセージは特に無かったかな？ホアキン・フェニックスのチンカゲ、タマカゲが普通に映ってるのにセックスシーンは濃いめのぼかしがあって笑っちゃった。普通にセックスしてるのにぼかしたらR15になるのわりとがばがば。