壁炒飯

ボーはおそれているの壁炒飯のネタバレレビュー・内容・結末

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

直近で観た割と長い映画だと哀れなるものたち なのだが、それと似たようなものを感じた
あっちは愛に溢れた人間讃歌だと思ったがこっちは言うなれば逆人間讃歌…
デヴィットリンチのような掴みどころのない悪夢が連続してくる 監督の前2作に感じた「次何が来るかわからない」感覚が絶え間なく……いや疲れた……………
広報と印象だいぶ違ったし、劇映画を見るモードとは違うあんまり慣れてない見方を心がけないと楽しめないと思う だから前2作のあのB級(この言い方好きじゃないが)カルト映画新作ヤッターみたいな人と観に行ったら数十分は無言になるんじゃないか
ていうかホラーでもスリラーでもない

トニちゃんがかわいそうかわいい あそこらへんの登場人物も実在してるのかわからないしそんなこと考えるだけ無意味 学校や職場の人たちがどんな人なのかなと考えるのが無駄なように(どのみち答えは得られない)
なので色んな人の意見を見るのが楽しい
めちゃくちゃな映画だが飽きさせない確かな腕によって印象に残ったシーンはたくさんあった これにより人によって良かったシーンが異なるので…
屋根裏のちんちんモンスターはあの母親からしたら夫というか男はああ見えてるよということなんかな じゃあカウンセラーのおじさんとはどういう関係なんだ🙄

自分は出産のシーン(息をしてない)から始まり溺死に終わるのが好きです
三作の根底にあると思われるアリ・アスターの理念に同意します
これもう生まれないほうがいいだろ笑
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