ぽんず

ボーはおそれているのぽんずのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
3.7
予想通り感想が難しい映画です、難しすぎて久々パンフレット購入しました。普段買わない方も、パンフレットはブックレットのようになっていておしゃれなのでおススメです。
内容は中年男性であるボーが、母親の急死を知って、葬式に参列するために母のもとへ行こうとするが…という話。
パンフレットによると『#ミッドサマー』『#ヘレディタリー/継承』と非公式三部作だと監督が考えているようで、共通のテーマは家族のつながりと、同時に存在する家族であることの重荷。それは今作でも嫌というほど味わいます。
また、タイトル通り、日常の恐怖というのもテーマの一つです。
それは家族に対してや、異性、性行為だったり、もっと漠然とした、ホラー映画を観た後に考える「今、後ろを向いたら人いたりして…」や、自分の人生が誰かに監視されている等の恐怖心。それをボーという主人公と一緒に追体験することになります。
それを表現するのが、名優のホアキン・フェニックスですので、こちら側が受ける印象もすさまじく、観た後かなり疲れる映画となっています。
パンフレットでも書いてますが、アスター監督自身が三部作の中でも一番好きと仰ってる通り、アリ・アスター節がふんだんに盛り込まれた作品になっています。
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