おにくちゃん

ボーはおそれているのおにくちゃんのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
2.2
これはこれは。

アリアスターが好きだし、主演がホアキンとなれば否が応でも期待する。

よって作品が良いか悪いかという視点ではなく、どれだけ傑作なのかという、とんでもなく高いハードルで挑んでしまった。
それが悪かった。

結論を記すと傑作どころか全然面白くなかった。
3時間の上映時間がとてつもなく長く感じるほど苦痛だった。
ボーとドクターの子供のペンキのシーン位まではまだ良かったのだが、それ以降は厳しかった。
もちろん前半が良かったわけでもない。

内容がわからないとか世界観がどうこうという問題でなく、何かエゴを押し付けられているようなそんな悪い気分になってしまったのだ。
全然作風は違うのだが、松本人志の映画を観た後の様な何とも言えない不快感が近い。

後半はコメディなのか何なのか少しも笑えないどころか呆れてしまうシーンの連続。
趣味が悪すぎて意味とか考察とかそんなのすら見る気がしない程。
過去作品と主題は似ているのだけど今作は厳しかった。

ただ、ホアキンの演技は素晴らしかったし、所々好きなショットもあった。

アリアスターもそうだしA24はもはや安定のブランドでは無いと思った。
ホアキンも。

期待しすぎたのも評価を下げた要因なのは認めるので人によっては意見が分かれるかもしれない。