ゆうきさん

ボーはおそれているのゆうきさんのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
4.8
アリアスターの最高傑作だと思う。

映画好きにとって、監督がリストを公表してるため、あの映画を参考にしてる!っていう答え合わせができるのも楽しい。

内容は、カフカ的な不条理を描いていると思った。
不条理について論評するのはナンセンスなので感じたことを。
ユダヤ人のキリスト信仰への畏怖みたいなものがベースにあって、あえて言うならいい人であるために罰があたったらどうしようみたいな不安を描いているように感じた。

結局、軽度の不安障害の世界観を描いた監督自身の大規模なセラピー映画なんだろうなぁと思うし過去のインタビューを辿ってもその通りかと。
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