だれかさん11

ボーはおそれているのだれかさん11のネタバレレビュー・内容・結末

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

意外と楽しかった!
序盤から笑えたし、最後に巨大なアレが出てきた時には思わず吹き出した。何でそうなるよ。

この監督って、よくある設定をぶっとんだ表現で映画にしてしまう印象なんだけど、この作品が1番バカバカしくて相性が良かった。

主人公のボーの事は、一応ちゃんと応援してた。
不安症な割に無茶苦茶治安の悪い地域に住んでるし、不器用の権化みたいなとこあったり、おまけにホアキンのボサボサ具合が可愛すぎてほっとけない。
でも途中で、もう無理だー。なるようにしかならん。と諦めた。だって不運すぎる。

何をしても好転しない主人公なんだけど、あの境遇はどうしようもない。
住まいもクレジットカードも全て母親経由。頑張って自立しても、あの母親から逃げられるのか。あの経済力は圧倒的不利。
でも最後まで不快にならず見守れた。バカバカしさと、ホアキンの可愛げのおかげかな。

このお話って、子供にも母親にもある意味セラピーにならないかな。自分を客観的にみるとかそんな感じで。