予告ではイマジネーションというか、違う次元を彷彿とさせるように描いていたような…
何ということでしょう。ボーが駒を進む度に逃げられなくなっていく。どんどん出口のない方へ行ってしまう。彼自身もよくわからない人物。精神は病んでいる。母親との関係性から始まる迷宮の旅。
どこまでがリアルなのか。いや全て空想か。ラストは最後の審判のような。監督のA.アスターのドSさが秀でる演出、アングルは間違いないが、あまりに現実離れしてしまっているため置いてきぼりを喰らう。
とは言え、J.フェニックスの時に流される演技は尋常じゃない。(彼、怒濤に働いていないかい?)嬉しかったのはN.レイン、ご無沙汰です。やっていることは強烈だけど柔和な笑みは好き。
さてさて監督は次回、どんなものを描くのだろう。未知数なり。