Nikkai

ボーはおそれているのNikkaiのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
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ホラーかコメディか、はたまた何か壮大なストーリーがあるのか、と考えながら見ていたけれど、結局何もわからなかった。途中で、これは考えるだけ無駄だと悟り、監督がやりたいことやってる映画(「君たちはどう生きるか」みたい)だと思って見ると、すっと入ってきた。
主人公には精神疾患があり、映像は幻覚・幻聴を反映しているかも、感覚過敏を表現するために音や映像が不気味になっているかも、と思ったが、最後まで見るとそんな感じもしない。
内容は要領を得ないけれど、なんか面白い夢を見た気がする、という寝起きのような感覚で映画館を出た。

◯追記
本作は、ユダヤ文学の系譜を継いでいる、という町山智浩氏の解説を聞いて、違和感のあったシーンが、全て腑に落ちた。でもそんなこと、日本人にはわからないよ〜と思う。
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