カワスー

ボーはおそれているのカワスーのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
4.0
あーこわいこわい。ヘレディタリーからずっとテーマは変わってなくて、今回も血縁に対しての呪いがテーマだと思ってる。決して逃れることのできない親子の関係。血の契り。

自分が親(この映画では母親)からの期待や愛情に応えられているのか?とい不安やプレッシャー、そして自分に子供ができたらその子供はちゃんと自分の期待通りに育つのか?という不安。多分このぼんやりとした不安感みたいな膜が日本を覆っていて、今日の少子化問題にも繋がっていると思う。

という誰もが思っているけど口には決して出せないこの気持ちをエンタメ作品として仕上げてくるのは流石だなぁと。けどこれはヒットせんわ…。僕はクスクス笑ったけど周りはシーンとしてたよ。
あと、試写会に実の母親を呼んだアリアスター監督に拍手👏
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