カタクチイワシ映画レビュー

ボーはおそれているのカタクチイワシ映画レビューのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
3.8
ヤッベ、わっかんねー(笑)! 久々に( ゚д゚)てなってしまった。

『イレイザーヘッド』と『ロスト・ハイウェイ』と『マルホランド・ドライブ』と『インランド・エンパイア』足してアリ・アスターで割りましたって感じ? 要はなんかリンチの映画観てるみたいだった。流石に『ツイン・ピークス』のリミテッド・イベント・シリーズほどポカーンとはならなかったけども、それでもお口あんぐりになったのは変わらないです。

でも同時に面白くて愉しいんだよなー。シーン毎に私なんかの予想の遥か上を行く色んな展開が訪れて全然飽きない(全くボーには感情移入できなかったけどもw)。しかもかなり笑えるし。
中盤の実写+アニメーションの場面、「いったい私は何を見せられとるんや…」「…ってまだ続くんかいっ!」って思って途中から笑いを堪えるのに必死にでした。いや、ホントに何なのアレ…w

一回観ただけじゃ全然整理が追いつかないよー!
でももう一度観たいかと言われたら、この作品に限って言えばリンチ作品程の中毒性は感じられなかったから、キビシーなぁ。どなたか頭のいい人に教えて欲しいです。
つーか流石に3時間は長過ぎだよアリちゃん……。

この映画正直言って全くの初見さんには絶対オススメできないですね。まぁ観るのはほとんどがアリ・アスター監督好きの方だと思うけど。
それでも『ヘレディタリー/継承』や『ミッドサマー』路線を期待した人も肩すかし食うかもなんで要注意です。根っからファンやちょっと脳みそ蕩けてみたい人向け。今作でもラストは監督特有の祝祭感溢れちゃてます(恍惚!)。
普通の作品に飽きてしまった方、珍味が好きな方にはオススメです‼︎