apapatti

ボーはおそれているのapapattiのネタバレレビュー・内容・結末

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

・見る側の脳に負荷をかけ続ける情報量映画
・ずっと劇中劇
・伏線かな~?と思ったことが解消されずにガンガン話だけが進んでいく
・序盤のクモ危険の張り紙とか、腹上死する家系とか、謎のたばことか、めちゃくちゃ死にそうな伏線だけがはめられるのだけど、全然死なない
・割と途中で早く死んで終わらんかいと思った瞬間はある、という程度には長い

・ラストはトゥルーマンショーというか、かなりキリスト教的な死生観でなんそれ????となった
・死者復活した??ほんで最後の審判???
・ほんでギリ成り立つんかい、母がめちゃくちゃな金持ち社長だからトリック成り立ってました~ジャジャーンドッキリ~ってなるかァ
・マジなんだとしたらどの世界線なんだ、どこに全裸で包丁もって腹さしてくるジジイがいて死体が5-6個転がってる通りで銃持った警察がナンパに興じてるんだ、同じ世界なのか
・なんであんな母金持ちなのにお前はそんなギリギリな暮らしをしてるんだ
・というか何して暮らしてるんだ
・カードはわかったよ、母パワーなのね、だから止められるまであったのね
・だからとしてなんでそんな治安終わってる街に住む必要があるんだ

・そういう親の元に生まれたから仕方ない、という点では原罪っぽい
・でもちゃんと反抗してるんですよね、親に「あんたに愛を注いで私は空っぽよ!」「でもあなたは私には何も与えてくれない、虚無な約束だけよ!」って言われてちゃんと切れてるもんね。
・キリスト教的な史観が、原罪を負ってるから仕方ない、人間はそもそも罪深い、すべての苦難は超克の対象である、んだとすれば、こういう親の存在もちゃんと意味があるものだ、と自分に納得させることができる、というのが宗教の機能。。。なはず。

・とおもったら、めちゃくちゃ審判が下るという・・・
・生き物には餌をやるのに人間にはあげないなんて不公平だ!ギルティ!お前は実は母親のもとにはいきたくなかったんだ!ギルティ!
・母がちょっと神過ぎるんだよな。全知全能の扱いに近い。すべてを見ている、最後の日に審判を下す、という役割を、一個人がやるという壮大な…いやなんで親子関係でそれやるのよ。

・あ・・・でも天にまします偉大な父、なのか・・・?

・いやまってくれ、父性は徹底的に批判されてたじゃないか。
・ボーのおやじ、ちんぽのバケモンやぞ。
・童貞懐胎ってマジで何?処女懐胎の逆??それただの不貞では?
・父親はいないほうがいい、とされてるとしたら?森の劇、お父さんは実は童貞なんだって独白、マジで何?それでも息子を愛してるんだ、という方向でもなかったしな・・・なんかシンプルに子供ひいてなかった?どゆこと??ってなってたよね??
・父親は繰り返しとっくに死んでるといわれてたし、腹上死だし、あんたも腹上死するのよとか謎の予言あったしな…

・父親は子育てには役に立たない?ただのちんぽのバケモンなのか…?
・双子の兄貴は結局なんだったの?
・この辺はあきらかに母親の過失というか、良い描かれ方はされてないと思うので、母親を礼賛するわけではないのか。。。?

・セラピストよんだときも、最終的に裁判になったときも、母親怒ってたよね?ボーに対して、私を傷つけないで、ってずっとなってたよね?手すりぶっ壊すまでいってたよね?
・最後ボーの船が転覆してから全然なんかベイビーとかいいながらすすりないてなかった??罰を受けることを望んだんじゃないのか?

・母の支配下にあることの影響力を良いものとしてかいてるのか、悪いものとして書いてるのか、わからないんだよな
・ボーは結果として幸せだったのか?というと…
・キリスト教的に考えると、最後の審判を経て、また復活する?のがボーにとっての幸せになるのかな
・そうじゃないとしたら、肉体の復活なし、ってことになるのかな

・ボーは実は母を忌避している?という説
・母の言ってるように実は全部言い訳で、本当は会いたくなかった?
・それはそれでそうなの?という感じ

・自分のこどもをどう育てるか、という観点においては、親の愛情に見返りを求めない、に尽きるとは思うのだけど。
・うーん、子どもは子供で勝手に誤解しちゃったりする、という話…?
apapatti

apapatti