Rio

ボーはおそれているのRioのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
4.0
「ヘレディタリー/継承」「ミッドサマー」
そして「ボーはおそれている」

家族の死から始まる3部作!!

本作もめちゃくちゃ楽しみで、3時間に渡る超大作、トイレなんかで席を立つのは絶対に避けたいので食事も水分も我慢して挑みました!

3度の飯よりアリ・アスター☆

そんな私の鑑賞後の率直な感想は

 アリ・アスター、あなた大丈夫ですか??

壮大なコント
「こんな◯◯は嫌だ!」


以下ネタバレを含みます
↓↓↓↓↓


冒頭で出る「MW」の文字
母の会社だったとは!!
薬も、クレジットも、土地開発もMW
すごい会社だな
母が全て仕組んでいたなら
薬はもしかして不安にさせる成分が入っているんじゃないか?と疑ってしまう

出産シーンから始まり水が度々登場するが、水=母の胎内=母の呪縛と感じた

ホアキンフェニックスが気弱で優しい善良なボーを演じきってる
犬ちゃんがクゥーンって鳴くような声出す
かなり体張った演技してる
カメレオン俳優だなぁ

子供の頃のボー、ポスター見たとき合成で作ってると思ってたら、アーメン・ナハペティアンという子役だったという驚き!!

ストーリーはざっくり4つパートに分かれていた

①冒頭のドタバタはアリ・アスター流コメディ

いろんな事が同時に起きすぎていて、もっとゆっくり見たいー!!って思った
パンイチでラテンダンス踊る人好きw
風呂場の汗ポタポタおじのバスタブわちゃわちゃw
全裸サイコパスと全裸ボー

そもそもボーは不安性で実家も裕福なのに、なぜこんな死体が転がっているような治安の悪いスラムに住んでいるのか??

「イエスはあなたの忌まわしい行いを見ている」
母が監視してるよ!ともとれる

②車で跳ねた後に、自宅で看病してくれた家族

母は「これトゥルーマン・ショーやでー」って伝えようとしてくれてたんかな
チャンネル78
あれ録画されててたのがわかったけど、停止、巻き戻しはわかる
でも早送りてどうゆうことだ!?
娘のペンキ一気飲みはビビる 
睾丸が肥大した意味は??

③劇中劇
アニメーションが混じる
寒い冬からの春の演出「ミッドサマー」感があった
鎖(母親からの束縛)を断ち切り進む
この妄想シーンがちょっと長く感じて眠気がw

④帰宅

「Everything I own」が流れる
↑この曲めっちゃ好きで昔Ken Booth版のレコード買った♡
この作品で使われた事によって思い出塗り替えられたw

愛しのあの子と再会、、、
射精したら死ぬと子供の頃から刷り込まれていて死ぬ覚悟でいたす訳で
ボーはそりゃ不安でしかたない
あんな笑えるラブシーンないやろw
音楽大事だけどもう一度再生は笑うw
でもってあんな画面いっぱいのモザイクw
ボーの顔www

そっから「ヘレディタリー」感
母ねちねちねちねちヒステリックにまくし立てて、あれは息子病むって〜!!
鍵失くなったのも母の仕業だと思ったけど違うみたい
屋根裏でまさかの巨根モンスター登場
「あなたの父親よ!」
え?さすがにこの世界観にはついていけんw

なんやかんやでボートで洞窟を抜けてようやく解放というメタファーで終わるんかと思ったら謎の裁判w
序盤のタトゥー兄さんが物乞いだったなんてw
あんな人近づいてきたら誰でも逃げるって!

爆破!ジ・エンド!
えー!?

過去作はエンディングまでも大好きで、音楽も秀逸だった!!
ヘレディタリーはキャストのアルファベットが次の人に1文字継承される
ミッドサマーは文字に花が咲く

本作見つめてたけど何もなくてすごく残念
あえての無音?
虚無感出したかったのかな、、、

アリ・アスター自身、母と何かあったんか!?
自叙伝出してほしいw

大小様々な恐怖
これから何が起きる!?って
不安煽り職人!!
音の使い方やカメラワークはやっぱり好き
不思議な世界だったなぁ、、、

監督4作目の長編をA24で制作中で主演はまたホアキン・フェニックスらしい
次はどんな作品になることだろうか
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