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ボーはおそれているのべるのネタバレレビュー・内容・結末

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

結構好き!w
アリ・アスター監督は宗教や神様を映画の要素として描くのが上手だなと。
主人公ボーは何に対しても常に不安を感じながら生きている。そして、不安に感じたことが本当に起きてしまう。そのボーの不安や恐怖を疑似体験できる。本作は「常に神様に見られている」ことがテーマの一つにあると思う。母親と神様を同一化し、母親に監視されているというオチはまさにそのことを表していた。最後には「最後の審判」を彷彿とさせる罪の告白が行われ、ボーは死をもって許される。
スマホで撮影する場面が多いのも、「スマホ」と「神様」をこれも同一化し、「どんな罪も見ている」ことを強調していた。
ただ、三時間という長さを耐え得れたかというと結構大変だった。地獄のような体験だったが、見終わった後、「映画観たなぁー!」と思えるとても濃い作品だった。
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