何だこれ？と思った。終始思った。
ずっと意味はわからないし、見終わっても何もわからない。何だあれ？映画ってなんだ？と思ってる。でも、つまらなかった訳ではなくて、でもでも、本当に全く意味わからなかったのに、見た後に｢おもしろかった〜｣と口から出ちゃう。何だこの感覚。
映画ってこれでいいの？と思いながらずっと見ていた。これ作ろうってなった大人なんで？？？？ずっと何のシーンがわからないけど、これまだ前半とかだったらどうしようってめっちゃ不安になった。でも長く感じなかった。まじ不思議。
映画の概念が壊された。
私は最近、映画も本も、見たからには何かを得なければならない、という無意識の使命感(？)から、何か勝手に意味を見出そうとしたり、悟ろうとしてしまう。それが良いのか悪いのかはわからないけれど、最近それが疲れたな〜と思っていた。作品を純粋に見れていないような感覚があったから。
でも、こちら、ボーさんは、まず考えられない、自分の中で勝手に組み立てられないんですよね、話の筋や意味が。組み立てるのが難しい小さいパーツをバラバラに寄越してくるんです。何も予想通りにいかないし、何も悟らせてくれないし、え？それで終わるの？って思ったもんね。怖い。ある意味怖い。マジで怖かった。そういう意味では、何も頭を働かせて貰えず、素で見れはしたかも。意味わからんので腑に落ちてないけど、なんか見終わったら、少しポジティブな気持ちになっている。不思議な感覚。
