みや

ボーはおそれているのみやのネタバレレビュー・内容・結末

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

アリアスターに期待してみるものではないと
ストーリーというよりA24の色の使い方、音楽に期待して鑑賞

今回音楽はそこまでだったけど色の使い方はやっぱり裏切らなかった

見終わったあとの第一声はトイレ行きたい(膀胱炎繰り返す私にとって3時間はマジで爆発する)
最後のエンドロールで観客がさっていくシーンは3時間よくわからない映像を見せられてエンドロールまで見てられねえよという我々を見せられている気持ちになってめっちゃよかった

どこからが現実で非現実なのか分かりづらい作品ではあったが
ボー目線の精神疾患者の脳内を覗くような世界観とそんな息子へどんなに愛情を注いでも帰ってくることのない愛情を欲しがる毒親のエゴ、傲慢さを見せられているようでいい意味で気分が悪い作品。ボーの童貞に対する劣等感がちょこちょこ。

母親がボーに首を絞められても助けないセラピストはほんとに存在するのか。あのシーンは母親の自戒のようで最終的にボー目線の作品ではなく、精神疾患を患った息子をもつ母親のボーへの申し訳なさと絶対に帰ってこない愛情を求める傲慢さを表した作品なのでは?という結論いたった
みや

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