「ヘレディタリー」や「ミッドサマー」の鬼才アリ・アスター監督作品。母の突然の訃報を受けて帰省しようとする男の奇妙な旅を描いた話。
とにかく意味不明という前評判から一体どんなヤバい映画なのか…と警戒して観たら意外とそこまで支離滅裂では無かったです。もっとトリップしたかような脈絡の無い話が展開するのかと思っていましたが、一応ちゃんと大筋自体はあるので一ミリも分からないということは無いと思います。
とはいえ描写や展開自体は現実とも幻覚とも判断のつかない奇妙な映画であることは間違いないです。風呂場のおっさんとかなんやねん。そういった奇妙な描写がシュールな悪夢的ブラックコメディとして楽しめないことも無いですが、如何せん長すぎる！！ホアキン・フェニックスの演技力などでなんとか観られましたが、正直もっと短くして欲しかったです。ボー虐を楽しむ映画？？個人的には序盤の無茶苦茶過ぎるパートの方がコントみたいで好きでした。
妙に長いおっさんの悪夢のような奇妙な映画が観たい方はどうでしょうか。
