ボーはおそれているのスミノフのレビュー・感想・評価

何か目的があるのに何故かうまくいかない、かと思えばスルッと次の場面に行ってたり。自分が疲れた時に見る悪夢によく似ているせいか、どこか嫌な既視感を感じながら観た。
本当にアリ・アスターは観客を嫌な気持ちにさせるのが上手だなあ。でもどこかクセになってしまうのが不思議。
嘘か本当か分からないままボーの話は進んでいくけど、一番最初のあれが本当だとすると、精神や脳に病気や障害を抱えている人の見ている世界を描いている気もする。もしそうだとしたら、その人達の大変さがよく分かる。