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ボーはおそれているのmahirunoahiruのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
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 映画館で2回も観たにも関わらず感想書くのをサボっていた。好きすぎて……。あと公開直後から詳しい方々の解説動画やブログが溢れていて、純粋な感想を切り分けるのが難しい感じでもあった。いやでもやっぱ理由としては好きすぎて……。一週間くらいずっとボーのこと考えてた気がする。
 ヘレディタリーもミッドサマーもめちゃ好きなんだけど、ボーに比べれば習作的ではあったかもしれない。どっちもホラー映画のすごいメジャーなテンプレ上に、卓抜した人間観察能力とすげー不気味なシチュエーションとすげー不穏な映像載せたって感じではあった(いやほんとにどっちも好きなんだけど)。ボーは隅から隅まであんこたっぷりみたいな感じでものすごい多幸感に包まれながら鑑賞してしまった。初回観てから解説動画とかブログを観・読みあさって、元ネタがいくつかあることは知ったけど(そしていくつか観たけど)、まあ今までで一番元ネタ依存度としては低い作品ではあると言っていいのではないでしょうか。
 初見時、私は友達と感想を言うために入った喫茶店で「割礼?なんで割礼?ユダヤ民族ネタなの?」とひとりでブツブツ言ってたんだけど、本人がユダヤ民族の指輪物語と言ってたそうで(あんまり事前に情報摂取しないタイプで知らなかったんだけど)。いやそうだよね。洪水だもんね!聖痕!うんうんうんうんうん!!まさかのめっちゃ細かいところまでユダヤ民族ネタに溢れた映画でびっくりした。
 細かい部分に関しては下記のブログがめっちゃ参考になった。

『「ボーはおそれている」ネタバレ考察1 映画全体の見方をガイドする第1パートの非現実的描写』
⇒ https://ameblo.jp/moji-taro/entry-12842585529.html #アメブロ @ameba_officialより

 ユダヤ系クリエイターさんって今後私が好きな映画や小説に出会うための指針になるのかも、ってちょっと思ったんだけど、実際そこに着目して監督や作者の経歴を見てみると、ユダヤ系クリエイターさんびっくりするほど多いのだった笑。はんぶんくらいよはんぶんくらい!

=====以下若干のネタバレ=====




















 こういう、すごいたくさんの人がたくさんのためになる記事を残してくれている映画について、いち鑑賞者は何を言えばいいんだろう……。カジュアルに好きなシーンとかか?スラム街疾走ダルシムも◯◯◯vsジーヴスも好きだけどやっぱラストの裁判でボー側の弁護士だけ肉声で大声張り上げて話してるところ(可哀想……)と女の話題で母親ブチギレて手すり壊すところかな。
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