このレビューはネタバレを含みます
フィッシュマンズは今も続いているってことを表現したいのはわかるけど
2時間40分以上見た後のエンドロールが
「ゆらめき IN THE AIR」の曲の途中で終わり、
MCUみたいなポストクレジットの後に
曲が再開して映画が終わるのは個人的にはくどかった
私は曲を止めずに聞いていたかったです
佐藤伸治の帽子と髪型と顔の変遷が見られてよかった
Long Seasonからはなんとなく雰囲気が変わっているように思えた
"男達の別れ"で「ひこうき」から「in the flight」の曲間MCに泣いた
10年後には誰が残っているのか、人間いつか離れていくし亡くなることもあるという当たり前だけど、見落とすし見過ごすようにしている事実に悲しくなった
だからこそ今この時この瞬間にこの映画を見ることができてよかったと思った
佐藤さんがSeasonの歌詞について話していた
"時間には過去現在未来とは別の流れがあると思う"という話から
大豆田とわ子と三人の元夫 第6話の小鳥遊大史のセリフを思い出した
"過去とか未来とか現在とか、そういうのって、どっかの誰かが勝手に決めたことだと思うんです。時間って別に過ぎてゆくものじゃなくて、場所っていうか、その……別のところにあるもんだと思うんです。人間は現在だけを生きてるんじゃない。5歳、10歳、20歳、30、40、そのときそのときを人は懸命に生きてて。それは別に過ぎ去ってしまったものなんかじゃなくて。だから、あなたが笑ってる彼女を見たことがあるなら、彼女は今も笑ってるし。5歳のあなたと5歳の彼女は、今も手をつないでいて。今からだって、いつだって気持ちを伝えることができる"