imapon

映画:フィッシュマンズのimaponのレビュー・感想・評価

映画:フィッシュマンズ(2021年製作の映画)
4.0
このバンド、天才・佐藤信治あってこそのバンドのように思えるんだが、果して本当にそうなんだろうか。
彼はメンバーが離れて行く事にトラウマのような感覚を持っていたのか、ラストライブでのトーク、観客とのやり取りが哀しい。

彼はまた「○○が抜けてバンドがダメになったと言われたくない。○○が抜けて良くなったと言われないといけない」と言う。
彼が亡くなって、離れてたメンバーが集ってくるのは皮肉だが、茂木欣一は宝物のような佐藤信治の音楽を輝きを失わないよう少しづつ前に進めたいとゲストヴォーカルを入れ活動を続ける。現在のフィッシュマンズは佐藤が抜けて更に良くなった新生フィッシュマンズなのか。それとも単なる思い出バンドなのか。メンバーも歳を重ねている。思い出バンドでも決して悪くはない。ただ自分はフィッシュマンズに思い出を持っていないので彼等を知らない世代のように新鮮に楽しめるだろう。初期のレゲエ、ロックステディはかなり懐かしさ感じるが。
答えは一週間後のWIND PARADEだ。楽しみである。
imapon

imapon