nam

エッシャー通りの赤いポストのnamのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

エキストラのボスがみんなを引き連れて、
今は我慢だ、ここでこう!と振り返る瞬間に笑って泣きそうになった。
私はやっぱり結局園子温が好きだ。
「俺は園子温だ!」から、
この人は変わってない。いい意味で。
東日本大震災以降に園子温の気持ちや作品作りが変わったことや
有名になったりして、企画的な映画を作ったことも別にこの人自身を変える訳ではないのだ。
現実的な世界の非現実的な服装や人々の行動が園子温ワールドであり
非現実的とゆーか、こんなやつおらんやろ、大袈裟やろ、おかしいやろと思わせてこういう人居る居るってゆーこの感じ。
ロケ地もロケセットもあれ、なんか園子温の今までの映画で観たような、、
単純なようでかなりクセ強い名前も、なんか聞いたような、、
そんなんを詰め込みまくって

小林様が、園様の投影であるなら
泣けちゃうよ、そんなん。
誰しも若き日があるなんて当たり前なんだけど
忘れそうになるよね。

単に映画作りをしているひとたちだからこそ
わかるって訳でもないと思うけど
何かを一生懸命、誰かと仲間と
そんな思い出があればきっと。
今もそのまま居れたらいいのに。
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