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こんにちは、私のお母さんのkyokoのレビュー・感想・評価

こんにちは、私のお母さん(2021年製作の映画)
3.9
中国で2021年の全世界最高興行収入を記録した作品。

監督でもあり主演女優でもあるジア・リンという人は全く存じあげない方だったけど、中国では人気のコメディエンヌだそう。撮影当時39歳、なかなかのおばちゃん顔とガタイの良さで高校生を演じるというかなりのチャレンジぶり。

20年前にタイムスリップした娘と若き日の母との邂逅を描くコメディドラマは、スポ根からのBTTFに爆笑とまではいかないけど適度に笑わせどころがあってテンポも良い。彼女はどうやって現代に戻るのかしらねー、なんてお気楽に構えていたら……「そうだったのか」にまんまと涙腺がやられた。

これはジア・リンが自身のお母さんに宛てたラブレターであり、おデブだろうがおバカだろうが我が子が健康であればそれでいいという、世の母たちの思いが溢れた作品。
こりゃ泣いちゃうわ。

娘とそっくりなヤング父とか実はお母さんと同じところにエクボとかキャスティングが絶妙。
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