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呪われた息子の母 ローラのクリームのレビュー・感想・評価

呪われた息子の母 ローラ(2021年製作の映画)
4.0
面白かった。これまた色んな要素Mixホラー。サスペンス仕立てなので、最後まで楽しめます。脚本が良いと思います。これも前情報無しの方が楽しめるけど、ちょっとだけ、グロいシーンとかあるので苦手な人は注意が必要です。
※ネタバレ厳禁です!

臨月のローラは、カルト集団から逃げ出し、車の中で男の子を出産した。数年後。ローラは郊外の一軒家で息子デービッドと2人で暮らしていた。ある晩、デービッドの部屋に何人もの人々が立っていた。ローラが隣人宅に助けをお願いし戻ると、彼等の姿はなくデービッドがベッドに横たわっているだけだった。通報で駆け付けた刑事ポールは、親身になってくれたので、ローラは、彼に惹かれて行くのでした。



ネタバレ↓



デービッドが吐血し、意識不明で入院します。原因不明。が、突然意識を取り戻し回復して、退院。この時から、食べ物を受け付けない体になりました。
デービッドは再び入院。ローラは、医師もカルト集団と繋がりがあると気づきデービッドを連れ逃げ出します。荷造りをする間、隣人にデービッドを預けると彼はその間に隣人の内臓を抉り出し食べていました。
教団の記憶が薄いローラは、教団で一緒だったジミーに会いに行きます。彼の話では、ローラはパリステスという悪魔を召喚し、その子供がデービッドだと言う。
ローラ達がジミーの元を去りモーテルへ行くとジミーは殺されていた。
デービッドが肉を欲しがるので、モーテルにいた黒人を部屋に誘い込み、デービッドに与えました。
そして2人は、教団へ行きデービッドの病気を治させる為、悪魔を召喚します。すると背後に悪魔が現れますが、ポール達がやって来たので、悪魔は消えてしまった。デービッドに人肉を食べる人生を送らせたくないとナイフを向けるローラは、銃で射殺された。
病院のベッドに横たわるデービッドにポールが、自分の腕の肉を切り取り食べさせ、悪魔をお父さんだと言い、デービッドに会わせるのでした。

ポールもカルト教団の一員だったのは解らなかった。大事な悪魔の子デヴィッドを殺そうとしたので、ローラは殺された。ジミーを殺したのもポールだった。
怖さはさほど無いのですが、脚本が良かったと思います。悪魔崇拝の呪いなのか、心霊的なものなのか、精神疾患なのか、最後まで解らなかったのが◎。まさかのポールは、痺れました。が、悪魔の後ろ姿は観たくなかった。影で十分だった気がします。タイプな映画でした。
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