茜色に焼かれるの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

とんでもない映画。

こんな悲しいお話ある？

こんなに次々と悲劇が襲う脚本をよく書いたもんだ…　アリ・アスターもビックリじゃないかしら？

負の連鎖と言う簡単な言葉で表せないとんでもない悲劇。

…

記録

序盤は上級国民事故
7年前の謝罪
生活の費用
コロナ禍老人ホーム等リモート
ルールに乗り沿った跳び蹴り
普通は親父の件あり尾野真千子葬式行けるはず無いんだけど、ルールに従ったから…
良き良き…

尾野真知子の演技の凄さ、これにつきる。
息子の純平、ケイちゃん、永瀬くん、もとても良いです。
ただストーリーは暗く辛く、なんとかならないものかと憤りを覚えます。
店長、中学の先生、純平をいじめる生徒…

相対的に権力を持つ者が、《弱者》を無自覚につくりあげる、その様を描いているように感じた。

(1) 権力に媚びる、勤務先の花屋の上司が腹立たしい。彼に対する、勧善懲悪的でない、良子の「仕返し」の方法…

二度は観ないけど今作で救われる人が少しでもいたら良いなと思います。やっぱ、オノマチいいよなぁとか、酒呑んで本音を吐き出すシーンが白眉だよねとか、赤面してしまうほど思春期少年を体現しすぎな(褒めてます…

純平くん、いい男
世の中は弱者に厳しくて権力者に甘いよなあ
それでも自分らしく生きていきたいよね

途中から辛くて物語っていうよりも、個々の演技力すげえ〜とか頭でこれはフィクションだと言い聞かせなが…