出てくる人全員いらいらしてて、コロナとか社会とか上司とかお客さんとか、、まわりのいろんなものに憤ってるようだだった。
主人公親子は周囲の人間のやり場のないイライラをなぜかぶつけられ続ける。
それを包み込むように主人公はハグする。
ひかれちゃうんだけど。
観てるだけで痛くて苦しくて涙がとまらなくなる。
主人公は自分の怒りを抑え込んで生きているから尚更…。
主人公が初めて怒りを表に出す居酒屋のシーン。
これ飲んだら落ち着くから!て言いながらお酒を飲む表情が忘れられない。
あと息子に「母ちゃん、勝負の日は差し色に赤もってくるから」て言われるとこすきなんだけど、息子も勝負かけた日制服の下に着てるTシャツ赤でかわいかった。
出てきた腹立つやつらの中で、熊木くん1人だけ裁かれたわけだけど、もっと裁かれてほしいやついっぱいいたよなぁ…
ケイちゃんの親父しばきたかった…
監督は男性だけど、この作品に出てくる男は息子以外ステレオタイプ的男のイヤな部分のかたまりだった。
支配的だったり、自己保身ばっかりで信念なかったり女を見下してすけべ心丸出しだったり…。
そういえばサチコさんはどうなったんだろう。
男に泣きつくなよなぁー!
それにしてもいい親子関係だったなぁ。
必要以上に干渉し合わないで、でもしっかりお互いを見てる。
だからこれからも生きていけるんだなぁ。