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茜色に焼かれるのMKのレビュー・感想・評価

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)
4.2
たくさん観てる石井裕也さんの作品。
いつも人間ギリ最高って思わせてくれる。
本作は…傷過ぎる物語ばっかり。
嫌な人、馬鹿とか愚かとか使い分けることすら嫌悪するような人ばかり。

正しいことをしようとルールを守ろうとすればするほど、別のルールによって生きづらくなっていくなんてどうかなってる。

でもパンドラの箱さながらに物語を見続けたらやっぱり最後に残されたものは人間ギリ最高だった。

救われなくてもなんとなく救われる。
見放され続けても誰かが見ていてくれる。

死んだように生きている?
死んだように生きるなら死んだほうがマシ?

みんな生きてる意味なんて考えてるようで気づいてないし、お芝居のように人格を演じていて感情の抑揚すら他人事のように過ごすことはある意味正解なのかもしれないな。

ケイちゃん役の片山友希ちゃんの存在感たるや。

そして永瀬クンとオダギリジョーの安定のカッコ良さ

尾野真千子さん大好き。
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