かわばうあー

茜色に焼かれるのかわばうあーのレビュー・感想・評価

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)
4.1
「生きちゃった」の監督だと知ってようやく観た。

やはりなんとも「えげつない」。人間が生きてく上で目を背けたくなるような、いやーな部分の表現が豊かすぎる。今回は流石にたちが悪すぎるのでは?と思ったり。たまに救われそうな要素が出てくるけど、トータル3勝25敗くらいだし、でも最終的に妙なカタルシスを感じるのはなぜ?

そして、不意に訪れる独特で滑稽な演出が妙にツボ。

正直、この作品に込められたメッセージは分からない。「愛しちゃった」じゃないよね?愛しちゃったから、「そうでまでしても生きる」?「生きる意味」とは・・。前作でも感じた、よくわからんけどなんか痛みをともなってなんか来る、妙な作品を作る人だなあ。
よくわからんけど「グラン・トリノ」と同じ点数にしとく。
エンディングがGOING UNDER GROUNDの「ハートビート」というのも、何が狙いなのよ?(苦笑