向日葵

茜色に焼かれるの向日葵のレビュー・感想・評価

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)
4.3
上級国民の老人が父親を殺した。老人は捕まることなく多くの人に見守られ寿命で死んだ。お葬式に行ったら「あなたはおかしい」と言われた。


この世界にはルールがある。どんなに理不尽で不平等な世界を生きていても私たちには"平等に"ルールが敷かれている。

「頑張りましょう。」と毎日一日一日を生きる。ルールは絶対だから守らないといけない。

どんなに苦しいことばかりが私を押し寄せていても、どうして自分だけと思いながらも生きていく。死にたいやつは死ねばいい。だから強く生きていく。

だから、だから平等を歌って、都合良く丸め込む都合の良い言葉たち、人間たちが生きる世界で私たちは声を上げて怒る。怒る権利は誰にでもあるから。完璧じゃないそれでも負けないで強く。

好きだった、この作品。すごく。
向日葵

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