Ryoko

茜色に焼かれるのRyokoのレビュー・感想・評価

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)
3.8
コロナ禍の3年間て、社会の閉塞感が強まり、生きにくさも増して、経済的にも精神的にも疲弊する人が増えて、本当悪夢のようだったなと思う。コロナ禍を題材に世の理不尽さやよくいる嫌なやつを上手く際立たせて表現していたと思う。
世の不幸を1人で引き取ってるような良子。彼女の生きる原動力は意地なのかもしれない。明らかに自分で自分を苦しめてる。でも「まぁ頑張りましょう」と大丈夫な自分を演じて生きるしかないのだ。見ていて辛いけど、みんなそうやって歯を食いしばって生きている。
そして人を見下して薄ら笑いを浮かべる男たち、相手の弱みにつけ込んで、同情するふりして自分の欲を満たしたいだけのやつ!天誅が下れと思う。

尾野真千子の演技は天晴れ。あとケイちゃんの存在感が良かった。
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