イクミナ

茜色に焼かれるのイクミナのレビュー・感想・評価

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)
4.5
石井裕也監督が、辺見庸の『月』を映画化するというので、
ネットフリックスで『生きちゃった』を観た。『死』ということが、まざまざと描かれていた。
で『茜色に焼かれる』 花屋の店長が上から言われて、田中良子を辞めさせるところは、図式的というかステレオタイプだよなと思ったが、観ているうちに引き込まれかたずをのんでみて、凡庸な悪というか、人は自分のことしか考えないから、こうなってしまうのだろうな、考えてみれば、現実にありそうなことだと思った。不幸のオンパレードで、最後には、泣きぬれていた。でもこの親子は、傷つきながらもたくましく、生きていくのです。観終わったあと、不思議とさわやかでした。そして次の日、ケイのことを考え、涙するのでした。
辺見庸の『月』を、どう映画化するのか、期待大、楽しみです。
と書いてしばらくして『月』を見てちょっとがっかりっして『愛にイナズマ』で見直しました。
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